田舎時間の流れる、里山にくらす家

ご夫婦2人で暮らすこのすまいは、里山に囲まれ、小川の流れる静かな場所に建っています。里山でのくらしにあこがれ、都会からこの田舎へ移住されました。
 プランはご主人の作ったアイデアにプロがアドバイスをし、修正を繰り返しながら練り上げました。大工でもある建築士と二人三脚での作業です。
 和モダンと言葉でいってしまえば簡単ですが、和風でもなく洋風でもない、狙い通りの絶妙なバランスの仕上がりにご主人は大満足。
 リビングには囲炉裏スペースがあります。すまいは町の中心地から離れているので、ご主人はもっぱら家飲み。お友達と囲炉裏を囲んで朝まで語り明かすことも度々だとか。
 ご夫婦は地元の人々とふれあいながら、田舎のくらしを楽しんでいます。ご主人は陶芸をたしなみ、自分の育てた実で蕎麦を打ち、奥様は趣味の手芸やボランティア、サークル等に参加。趣味と共に、畑仕事も朝早くから日が暮れるまで楽しんでいるご夫婦は、「田舎でのんびり暮らすつもりだったのに、都会にいたときよりも忙しいよ」と、笑顔で話してくれました。
 都会で暮らすご夫婦の子ども達も、孫を連れてよく遊びに来てくれるそうです。もっぱら孫をご夫婦に預けてのんびり田舎を満喫しているようですが。お孫さんはご夫婦で独り占めだそうです。
 毎年春になると、玄関の軒下に巣をつくり子育てに帰ってくるツバメを、わが子のように迎え入れ、心配そうにしている姿と重なるようでした。

構  造木造軸組工法 平屋
敷地面積990㎡(300坪)
延床面積148.5㎡(45坪)
家族構成夫婦
参考坪単価約40万円
本体参考価格1,600万円~